髪質改善というと「髪質は生まれつきのものだから変わらない!」「根本的に改善することはできない!」といった否定的な意見が見受けられます。
確かに、先天的要因(生まれつき)のくせ毛・硬毛・軟毛は遺伝的要因が強いので改善することは難しいです。
しかし、後天的要因は普段の生活習慣・ストレス・外的刺激など、特に直接的なダメージによるものです。
そのダメージの特徴を理解してヘアケアをすることで髪質は改善できます!
これからご紹介するのは、髪質改善=髪の状態を健康に整える
ということです!!
Contents
後天的要因=ダメージ の種類
髪質で扱いずらい状態とは、先天的要因(生まれつき)のくせ毛・硬毛・軟毛でのうねり・広がり・パサつき、外的刺激によるダメージ(後天的要因)によるものが大半を占めています。
髪質改善をして扱いやすい状態にする上で、防げるであろう原因を理解して、綺麗で健康な髪を手にいれるために、そのダメージの種類、ダメージとなる原因の特徴をご紹介させていただきます!!
摩擦によるダメージ
・過度のブラッシング・傷んでいる髪へのブラッシングは、摩擦によってキューティクルの剥がれ・損傷の原因になります。
・髪が濡れたまま就寝することで、キューティクルがひらき剥がれやすい状態での摩擦によるキューティクルの剥がれ・損傷。
紫外線ダメージ
・日光(紫外線)で、髪が火傷をした様な状態になる事によるキューティクルの損傷・メラニンの破壊。
熱によるダメージ
・ドライヤー・ヘアアイロン・カールアイロンの熱で髪の主成分であるタンパク質が変性。生卵が熱で固まる様に、髪のタンパク質も固まる(変性)。
化学的ダメージ
・カラー・パーマ・縮毛矯正のアルカリ剤、還元剤によるキューティクルの剥がれ、髪内部の栄養成分の流出。
・シャンプー成分の、ラウレル硫酸・ラウレス硫酸といった洗浄成分、着色料・香料、アルコール・パラベンといった保存料によるキューティクルの損傷。
髪質改善=髪の状態を健康に整える方法
普段の何気ない生活の中で起こるダメージ。
ちょっとした一手間で、ダメージを軽減して扱いやすい髪になる髪質改善方法を5つを私が実際使用していて、お手軽に手に入るオススメの商品と一緒にご紹介いたします!
1.シャンプー
シャンプー選び
究極を言えば、ラウレル硫酸・ラウレス硫酸といった洗浄成分、着色料・香料、アルコール・パラベンといった保存料の入ったシャンプーを避けることです。
しかし、全てをクリアするシャンプーは中々ないのが現実です。
髪質改善という定義から離れてしまいますが、女性は、髪の仕上がりも重要ですが、香りの良さ・パッケージの美しさもシャンプー選びのポイントとなります。
そのため、髪へのダメージが大きいラウレル硫酸・ラウレス硫酸といった洗浄成分が入っていないものを選ぶのが良いでしょう。
シャンプーの仕方
Step1 : 髪が絡まっている場合のみ、粗めのブラシもしくはクシで優しく解きます。
損傷のある髪へのブラッシグは摩擦により、ダメージが悪化してしまうので避けましょう。
Step2 : 全体をしっかりと濡らします。
シャンプー前にお湯でしっかり流すだけで、スタイリング剤などが付いていない場合は7割程の汚れは落とすことができます!
湯の温度はぬるいと感じる38度が最適です。
高すぎると髪を傷めたり乾燥しやすくなり、低すぎると毛穴が開かず皮脂が残りやすくなってしまいます。
Step3 : しっかりとシャンプーを泡立て、強く擦らず、優しく指の腹で揉み込むように頭皮を洗います。濡れた状態の髪は、キューティクルがひらいて、内部の栄養成分が流れでやすく摩擦により剥がれやすくなています。頭皮を意識して洗うことで、毛も十分洗われます。
Step4 : コンディショナーを均一に根元を避け、毛先にかけて優しく滑らせます。根元からつけてしまうと、毛根を塞いでしまたり、頭皮の痒みやニオイの原因になってしまいます。
Step5 : 洗い残しのないようにしっかりすすぎます。時間にすると3分程!
この時も擦らず、頭皮を優しく洗うことを意識します。
2.紫外線
紫外線は肌だけではなく、髪にとっても脅威です。
特に5~9月は紫外線量が多く、晴れの天気に関わらず、曇りでも約90%地上に達しているといわれています。
紫外線対策としてUV加工の帽子を被る他、髪用の日焼け止めスプレーを使用することです。現在は肌と髪兼用のものや、香りの種類もたくさんあるので選ぶのも楽しいです。
また、プールや海水で髪が濡れた状態で紫外線を浴びると、ダメージが加速してしまうので、防水効果があるものを使用します。
3.ドライヤー
濡れている状態はキューティクルが開いていてダメージの受けやすい状態です。
自然乾燥などせず、すぐにドライヤーで乾かします。
乾かし方
Step1 :7~8割を目安に、髪を擦らずに優しくタオルドライをします。
Step2 :ヘアオイルをつけます。ヘアオイルをつけることで、髪の油分と水分を保ち、ドライヤーの熱から守ります。
この際ダメージや乾燥で絡んでしまう場合は、無理やりとかしたり乾かしたりせずにヘアオイルを毛先からつけ(とかしやすくなります)、粗めのクシで力を入れじほぐすように溶かしてから乾かします。
オススメモ1
ルシードエル オイルトリートメント(洗い流さないヘアトリートメント)
※市販のもので、ここまでコクリとした濃いオイルは珍しく(軽めのものが多い)、軽過ぎす重過ぎずの程よいしっとり感がお気に入りポイント!
このくらいのバランスだと、使用量で質感を調節できるので使いやすいです。オイルの使用量の目安は、ショート半プッシュ・ミディアム1プッシュ・ロング2プッシュ。
乾燥やダメージ・毛量が多い人は半プッシュで調節してみてください。
Step3 : 根元からしっかり乾かし始め、徐々に中間・毛先へと乾かします。
キューティクルはうろこ状で、上から下に閉じます。そのため、ドライヤーは上から下へあてます。
Step4 : 髪全体の9割程が乾いたら冷風をあて、キューティクルを閉じます。
これにより、手触りが良くなりツヤも出ます。
Step5 : 毛先・顔まわりのまとまり、表面のうき毛・アホ毛が気になる場合、仕上げにトリートメントをつけます。
オススメモ2
ミルボン メルティーバター(洗い流さないトリートメント)
※美容室専売品ですが、一部バラエティーショップなどでも販売されています。バターという名前の通り、モイストモリガンバター配合で、
付けるときに手の熱で溶け、常温で固まるのでオイルよりもシアバターやクリーム状のものがキープ力があり、使いやすいのでオススメです。
4.ヘアアイロン・カールアイロン
熱によるダメージを防ぐポイント
①髪を完全に乾かすと水分が一気に沸騰して髪が火傷状態になります。
②巻き髪・ストレートヘア用のトリートメントミストをつけ保護します。
オススメモ3
ルシードエル デザイニングアクア(巻き髪用カールローション)
※ドラックストアーやバラエティーショップなどで販売されています。他のメーカーからも、巻き髪用の他にストレート髪用も発売されているので、
お好きなものをお選びいただいていいかと思います。
主な効果は、ヒートプロテクト(熱から守る)・アイロンの滑りが良くなる(摩擦から守る)です。
少しでもダメージを抑えることが髪質改善につながるので、是非アイロン前のトリートメントミスト(ローション)をご使用になることをオススメいたします!!
③アイロンの適した温度は170度以下で2~3秒以内です。180度以上で何度も通してしまうと髪が熱によるタンパク変性を起こします。
④巻いた後はすぐに崩さず、30秒そのままの状態で冷まします。これをすることにより、デザイン・スタイルをキープすることができます。
※強いくせは180度で素早くを通します。毎日アイロンを入れる・1度ではくせが伸びない・自分では面倒な方は、美容室でストレート・パーマをかけるのも一つの選択です。髪のダメージを減らすことができ、毎日同じ仕上がりをキープし、朝のスタイリング時間が短縮できます。
5.トリートメント
美容室で、水分・油分・栄養分(髪を構成するタンパク質など)をバランスよく、内部から補修するトリートメントをする。
髪のダメージ状態によっては、自宅でのセルフケアでは及ばないこともあります。
ダメージの要因に合わせた、対処方法・トリートメント処方は専門知識と経験のある、信頼できる美容室にお願いしてみましょう!
しっかりとした美容室を選ぶことにより、カラー・パーマ・縮毛矯正など薬剤を使用する施術も、ダメージの要因に合わせた薬剤処方によりダメージの軽減、トリートメント配合剤により髪質改善になります。
ダメージを最小限に抑えて、ダメージを補修していけば、必然的に髪の状態を健康に整えていくことができます。
髪質改善で扱いやすい髪を手に入れる方法まとめ
今回は髪質改善で扱いやすい髪を手に入れる方法をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
くせ毛やダメージで、スタイリングに時間がかかってお悩みの方もたくさんいらしゃると思います。
このようにちょっと一手間かけるだけで、扱いやすい髪になる方法がたくさんあります。
一気に全部は続きません!
自分ができることから、一つずつ試していただき、習慣にしていきましょう♡
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