傷まないカラーは存在するのか
こんにちは。原宿で働く美容師です。カラーをしている方が1度は思う事があります。
「傷まないカラー剤は存在するのか」
答えは「存在しません」
でもSNSや広告などで「傷まないヘアカラー」や「ダメージ0カラー」などのキャッチコピーを
目にする事があります。
傷まないヘアカラーは存在しないのに何故でしょうか・・・
このブログでは「傷まないヘアカラー」とはどういう事なのか・本当に存在するのかしないのか
疑問に答えていこうと思います。
Contents
傷まないヘアカラーは存在する????
2022年現在、傷まないヘアカラーは存在しません。
傷まないヘアカラーと打ち出している美容室やカラー剤もありますが
あくまでも傷みを最小限に抑える・従来のものと比べると傷まないということです。
100%傷まないカラー剤は存在しません。
カラーバターやカラートリートメントは100%傷まないですがこれは一般的なカラー剤とはまた別物になります。後に説明します!※一般的なカラー剤=アルカリカラー
つまり、カラーをすれば微量でも必ず傷みます。その傷む度合いをどのぐらい軽減できるかが重要です。
今SNSなどに「傷まないヘアカラー」と載っているものがあるとするならば、
「今までより傷まないヘアカラー」が正しいです。
ヘアカラーが傷む理由
まずは何故カラーが傷むのかを簡単に説明します。
サロンで使用されているものや市販で販売されているものの多くはアルカリカラーと呼ばれるものになります。
カラー剤は1剤と2剤に分かれています。1剤の主成分はジアミン系酸化染料・2剤の主成分は過酸化水素水です。
その他にアンモニアやアルカリ剤が含まれています。
ヘアカラーで傷む原因となるのはジアミン・過酸化水素・アルカリです。
傷みを最小限に抑えたヘアカラー
傷まないカラー剤は存在しませんが傷みを最小限に抑えるカラー剤は存在します。
どのぐらい傷まないのか・それによるデメリットはあるのかなどを踏まえて
紹介していきます。
2剤(過酸化水素水)の濃度を下げる
日本の薬事法では6%がMAXの強さになります。
1.2%〜6%までを組み合わせて濃度を調節しています。
過酸化水素水の濃度が高い方が髪が傷みます。なので1.2%を使うのが1番ダメージを軽減できます。
しかし、過酸化水素水が1剤に作用することでメラニン色素を分解し髪を明るくしているため
濃度が低ければ低いほど明るくする力は弱くなります。
微アルカリカラーを使う
微アルカリカラーというものが存在します。
微アルカリカラーは名前の通りアルカリの量が微量のカラー剤です。
恐らく傷まないカラー・ダメージ0カラーと言われているのはこのカラー剤の事だと思います。
アルカリの量が少ないと髪が傷みづらくなります。
しかし、デメリットもあります。
カラー剤自体のパワーが弱く、リフト力が下がります。つまり、明るくなりづらいという事です。
また、透明感も出しづらくなります。
微アルカリカラーは明るくする場合のカラーには適していません。
暗くする場合には問題ありませんが、通常のアルカリカラーと比べると
髪に色が浸透するのに時間がかかります。
デメリットはもちろんありますが、メーカーによっては1/10までダメージ力を下げる事ができます。
傷まないカラー剤は存在しませんが、技術が進歩し傷みにくいカラー剤は存在しています。
カラー剤に混ぜるタイプのトリートメントを使う
上記の2つのやり方だとどうしてもカラー剤のパワーが弱くなってしまうため
トーンアップをする時には使えない方法になります。
カラー剤のパワーを落とすのではなく、カラー剤自体にトリートメントを混ぜる方法があります。
色々なメーカーが出していますが、有名なのはファイバープレックスです。
美容室によって値段設定が異なりますが、1,000円〜3,000円プラスでできる事が多いです。
カラー後のケアを徹底して行う
カラー剤に含まれるアルカリ成分が残留していると更に傷みやすくなります。
このアルカリ成分は普通にシャンプーしただけでは100%は取り除けません。
美容室でしっかりとアルカリ除去してもらう事が大切です。
傷まないヘアカラーは存在しませんが、しっかりとアフターケアを行う事で傷みにくいカラーの施術をすることは出来ます。
アルカリ除去剤を取り扱っているかどうかは美容室によりますが、気になる方は担当のスタイリストに聞いてみて下さい。
シャンプーやトリートメントのメニューに含まれていることが多いです。
uakoko*/Lino**の傷みにくいカラーメニューについて
100%コラーゲントリートメント ¥無料
uakoko*/Lino**ではカラー施術すべてに100%のコラーゲンを使用しています。
カラー剤に混ぜるタイプのトリートメントなので、カラーの発色や明度に影響する事なく傷みにくいカラーを作っています。
uakoko*/Lino**では髪質改善をしながら綺麗な髪質でカラーを楽しんで頂きたいという思いからこちらの100%コラーゲンのトリートメントは
無料で入れさせて頂いています。
【髪質改善】100%コラーゲン配合カラー 新規様 ¥7,920
ファイバープレックストリートメント ¥2,200
2022年現在、業界最高峰の薬剤に混ぜることができるトリートメントになります。
混ぜるだけなので、カラー剤の発色や明度に影響を与えることが無いのでどんなカラーでも対応できます。
ご希望のお客様は予約時にメモ欄へご記入頂くか、カウンセリングの際にスタイリストにお伝え下さい。
【髪質改善】100%コラーゲン配合カラー+ファイバープレックス 新規様 ¥10,120
※こちらのメニューをご希望の際は上記の100%コラーゲン配合カラーでご予約の上、メモ欄にファイバープレックス希望とご記載下さい。
微アルカリカラー ¥1,100
uakoko*/Lino**では微アルカリカラーも取り揃えています。
こちらも2022年現在、業界最高峰となる十分の一までダメージを軽減できるカラー剤です。
上記で説明しているように微アルカリカラーのデメリットはトーンアップには向かないという点です。
今よりも暗めのカラーにしたい方にはとてもオススメです。
ご希望のお客様は予約時にメモ欄へご記入頂くか、カウンセリングの際にスタイリストにお伝え下さい。
【髪質改善】100%コラーゲン配合カラー+微アルカリカラー 新規様 ¥9,020
※こちらのメニューをご希望の際は上記の100%コラーゲン配合カラーでご予約の上、カウンセリングの際にスタイリスにお伝えください。
最小値~最大値まで取り揃えた2剤(過酸化水素水)で傷みにくいカラー剤を作る ¥0
上記で説明したようにカラーで傷む原因は2剤の過酸化水素水にも含まれています。
uakoko*/Lino**では日本の法律で許可されている最小値~最大値まで全て揃えています。
必要に応じて使うパーセンテージを変える事で、出来る限り痛ませないようにカラーをさせて頂いています。
アルカリ除去できる髪質改善トリートメント ¥7,700~¥13,200
uakoko*/Lino**ではカラー後のアフターケアもしっかりと取り揃えています。
シャンプー台すべてにマイクロバブルのシャワーヘッドを搭載しています。
また、髪質改善のトリートメントで使用しているトリートメントにもアルカリ除去剤が含まれています。
カラーと合わせて髪質改善トリートメントの施術を行うとカラーによる傷みを最小限に抑える事が出来ます。
【髪質改善】100%コラーゲン配合カラー+Lino**オリジナルトリートメント 新規様 ¥11,000
【髪質改善】100%コラーゲン配合カラー+超音波トリートメント 新規様 ¥13,750
【髪質改善】100%コラーゲン配合カラー+15ステップ超音波トリートメント 新規様 ¥20,020
uakoko*髪質改善トリートメント予約
※15ステップトリートメントのクーポンのみカラーが含まれていません。ご予約の際はメモ欄にカラーも希望とご記入下さい
髪質改善トリートメントは3種類ありますので、気軽にご相談下さい。
※uakoko*/Lino**ではカラーのみの場合でもシャンプーブロー代は頂いておりません。
アルカリカラー以外は傷まないって本当!?
これは本当です。しかしここで勘違いしてはいけないのはアルカリカラー以外のカラーは
みなさんが想像するカラー剤とは別物という事です。
ヘアカラーで傷む原因はアルカリです。なので、アルカリが入っていないカラー剤なら傷まないんです。
酸性カラーやヘアマニキュア・カラーバターなどがあります。
これらのカラー剤にはリフト力がありません。つまり髪の毛を明るくする事ができません。
明るくする力が少しもないため、黒髪や暗めの髪に入れても反応しません。
明るい髪に入れないと意味がないカラー剤という事です。
また、その発色の仕方には特徴がありとても濃く発色します。もちろん薄めて使用することもできますが
アルカリカラーと比べると原色に近い色に染まります。
その為、インナーカラーなど部分的に使われる事が多いです。
傷まないカラー剤が存在するというのはもしかしたらこの酸性カラーはカラーバターのことを言っているのかも知れませんが、一般的に想像されるカラー剤とは異なるので注意が必要です。
元々ハイトーンにしていてもう暗くなってもいい!色も濃く入ってもいい!という方で
少しも傷ませたくない!という時には使えると思います。
【カラーバターで染めた髪】
傷みにくいヘアカラーをするにはどうすればいい?
ここまで説明した通り!傷まないヘアカラーは存在しません。
傷みにくいカラーをして出来るだけ髪への負担を減らしましょう。
では、実際に美容室でそのように伝えたら良いのか説明いたします。
美容室の選び方
傷みにくいヘアカラーをするにはそれに対応したカラー剤・トリートメントが必要です。
美容室に置いてある材料はお店によって様々です。
まずは、傷みにくいカラーを受けれる美容室を予約しなければなりません。
今では99%の美容室がホームページやSNSなどネット上にお店の情報を載せています。
探すキーワードは「傷まないカラー」「〇〇%ダメージカット」「髪質改善カラー」など
傷まないカラーですよ!というのがわかる言葉です。
書き方はお店によって様々ですが大体のニュアンスはうちのカラーは痛まないですよ!というものが多いです。
まずはこういったキーワードでクーポンやメニューを作っている美容室を探します。
予約時の選択メニュー
傷まないカラーやダメージカットカラーなどと提案しているメニューは薬剤が特別な為、
通常のカラーより少し高めの値段設定になっている事が多いです。
美容室によりますが、1,000円〜2,000円プラスな事が多いです。
ネット予約でメニューを選ぶ時は値段で選ぶのではなく、しっかりと
「痛まないヘアカラー」「ダメージカットカラー」「髪質改善カラー」など
キーワードが入っているメニューを選んでください。
また、メモ欄などフリースペースがある場合は「痛ませたくない」「髪質改善したい」などと記入しておくと
より美容師側に伝わりやすいです。
実際に来店した後
まずはしっかりとカウンセリングをしてもらう事が大切です。
美容室は緊張して中々自分の意見を言えない方も多いですが、美容師も魔法使いではないので
何も言葉を交わさずして気持ちを読み取ることはできません。
なので、しっかりと自分の意思を伝えた方がいいです。
話すのが苦手な方は、予め「傷まないヘアカラー」「髪質改善カラー」などキーワードが入っている
ホームページ画面やSNSなどを用意しておき、これを見てこの美容室に来たということを伝えて下さい。
あまり話さないお客様でも、痛みにくいカラーが目的でここの美容室を選んでくれたんだなという事がわかります。
また、料金が異なる場合が多いので予算が決まっている方はそれも予め伝えることをお勧め致します。
カラー剤もトリートメントも高ければ高いほどいいものになります。しかしお金が無限にあるわけではなので、
しっかりと自分の予算内で可能な限り痛ませないカラーができるようにカウンセリングでメニューを決めるのが
お勧めです。
傷まないヘアカラーをするには?まとめ
1、傷まないカラーは存在しないということを理解する
2、傷みにくいカラーを選択する
3、美容室でしっかりとやりたいことを伝える
この3つを頭に入れておくとカラーをしても傷みにくく、綺麗な髪を保てます。
近年、美容業界も進化し続けています。どんどん新しい薬剤が開発されています。
10年前に比べたら格段に傷みにくいカラー剤や痛ませない為のトリートメントが開発されています。
美容室によって扱っている材料が異なるので100%ではないかも知れませんんが、
「傷ませないカラー」「ダメージ軽減カラー」「髪質改善カラー」などのいいメニューが沢山あります。
お洒落に苦難は付き物です。デメリットをうまく改善していきながらヘアカラーを楽しんで下さい。
最後に
傷まないヘアカラーについていかが
でしたか?
カラーは分からない事が多いという方も沢山いらっしゃると思います。
SNSが普及し、情報だけが大量に世の中に出回る時代です。
どの情報が正しいのか知識がなければ判断が難しい物もあります。
迷ったら、美容師に相談するのが1番ですが話すのが苦手という方もいると思います。
このブログを通して少しでも傷まないヘアカラーに対しての疑問が消えたら幸いです。
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